ウルリッヒ病の患者・家族会には他にウ-ルリッヒ型筋ジストロフィー患者会がありますが、違いがあるのでしょうか?
ウルリッヒの会は、既存団体「ウールリッヒ型筋ジストロフィー患者会(UCMDの会)」の旧役員により、独立および別団体として設立されたUCMDの会とは異なる活動をしている団体です。
会員登録をしたら、役員の仕事が回ってきますか?
患者、家族一人一人の生活ペースを守ることを重視しています。
ご本人の希望で役職や仕事を受けて下さる意思がない限り、順番などで役を回すようなことはありません。
会員の構成を教えてください。
2019年にウルリッヒの会を設立し、現時点で患者会員33名、家族会員31名、ボランティア会員9名、顧問医師4名の構成になり、計77名で活動しています。『ウルリッヒ』と同じⅥ型コラーゲンが病を引き起こす要因であると言われている『ベスレムミオパチー』の患者さんも入会して下さっており、『他筋疾患患者』さんもご参加下さっています。世代を問わず、入会してくださる方をお待ちしております。ご関心がある方、まずはお気軽にご連絡をください。
どんな活動をするのですか?
親睦会、食事会、座談会などのレクリエーション、福祉用具制度に関する勉強会、リハビリテーション講座、総会では、特別講演会【京都大学ips細胞研究所・臨床応用研究部門 准教授 櫻井 英俊先生による 『iPS細胞技術を用いた6型コラーゲン欠損筋ジストロフィーに対する細胞治療法の開発』】【東京女子医科大学 小児科准教授 石垣 景子先生とチーム医師による『Ullrich型先天性筋ジストロフィーの自然歴研究について』】を開催致しました。他、医療機器体験会、スポーツ体験、他機関とのコラボレーション企画などを行ってきました。
イベントや総会に必ず出席しなければいけないのですか?
あくまで任意参加です。出席が難しい方には、ネットを使ったコミュニケーションでの対応も可能ですし、会員になってくださった方には、後日議事録をお送りいたします。
入会したらどのようなメリットがありますか?
当会では様々な背景をもった患者が在籍していますので、身近な医療情報、進学問題などの情報交換、あるいは日常生活における悩みごとなど、役員や顧問医師・ボランティアの方々からの助言を受けることができ、ウルリッヒの会 会員限定のコミュニケーションツールアプリ ♯slack を利用し、気軽に話せる場を設けています。また総会と総会内特別講演 についての資料をお配り致します。ウルリッヒ病に対する情報をHP会員限定ページに公開しています。ご入会後、ログインパスワードをお送り致します。
会員の居住地は?
日本全国各地の患者さんとご家族に入会していただいています。海外に在住されている患者さんやご家族の方々のご入会もお待ちしております。
それぞれのかかりつけの医療機関は?
主に国立精神神経医療センター病院、東京女子医科大学病院など
入会金や年会費などの参加費用がかかりますか?
会を運営していく上での最低限の資金(HP管理費やその他事務費など)を年会費として徴収しています。ご協力をどうぞよろしくお願い致します。
年会費:患者及び保護者(又は介助者)1,000円/年
(1家族患者含め2名まで。以降1名増加毎に+500円/年)
何故会員にならなければいけないのですか?入会の手続きが面倒そう…
会員にならず、知りたい情報だけを教えてもらいたいし、イベントなど
興味がないので・・・
小児に発症する先天性筋ジストロフィーの中で福山型に次ぎ、日本では2番目に症例が多いといわれているウルリッヒ型。
しかしながら、患者数でさえも正確に把握されておらず、一人一人の症状の実態も掴めておりません。
加えて日本にはこの疾患を専門に研究している機関や研究者はほとんどおられず、医療者の中でも十分に周知されているとはいえません。
ウルリッヒ病の病態の研究、さらには治療開発を促進するためには、行政及び製薬会社や研究者に対する強く訴える力となる患者会の声を大きくすることが不可欠です。
一日でも早く病気の根治や症状の軽減を目指すためには、出来得る限りの多くの患者さんの患者会へのご登録が必要となります。
病気を治したい、より質の高い情報を知りたい、来るべき時の為に準備をしていきたい、という思いをお持ちの方は、是非当会へご入会をお願い致します。
※まだ始まったばかりの会ですので、より多くの参加いただける会員様や
ボランティアの方々からのご意見が非常に重要となります。
少人数での活動であるため、ご希望に沿えないことも少なからずございます。まずはお気軽にお問い合わせ下さいませ。(ウルリッヒの会 事務局員一同)